名古屋セッション事情2018

最近、ジャムセッションへ行ったことがあるところの情報を。

個人の見解なので、異論反論ご意見等ありましょうが、ご寛大に。。。

 

端的に言えば、書けば若干悪口めくからみんなまとめて言いにくいのかも。

 

ともかく、どこでも概ね、普通の曲を普通にやっている。ボーカルの人を除けば、よく演奏される数十曲程度のスタンダードを、馴染みのキーで、早すぎないテンポで演奏している。東京では「初見難曲大歓迎」みたいな敷居の高いセッションもあるようだが、そのようなところは無い。いきなりGiant Stepsやろうみたいなアマも見たことはあるが、僅少でそれが場のノリになることは無い。

 

ただ、整ったボーカルセッションのノリを、普通のセッションで、たまたま居合わせた技量がバラバラなアマのピアニストに、一様に一定水準以上のプロ的な技量を求めるボーカリストもいないではない。個人的には、知り合い以外は、登る山が違う人という感じで、出来る限り接触を避ける。器楽演奏者は概ねビバップ以降に注目しており、ボーカリストはもっと古い曲を好んでいる人がいたり、移調したり、いろいろズレがあるのだ。

 

あと余談めくが、疑問がある人がいたので。

店でやるセッションのホストはたいていベースかピアノが1人。キープする人数を増やせばギャラの問題になるのは想像にかたくない。実際、ベースとピアノ、2人をキープしたボーカルセッションのチャージを上げている店はある。

なので、客がピアノばかりで、ドラムレスで交代しながらホストのベースと、ピアノが交代しながらデュオ演奏みたいなことも起こりうる。来られる人が来るという場なので、成り行き任せなのだ。但し、端的に言って、集客力のあるホストだと、結果として各ピースが揃うことも多いように思う。

 

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ジャズインラブリー@栄

 

さっそくで悪いが、ライブ後に座ってはいたが、終電の都合で参加はしなかった。帰る際、ホストから「終電で帰る」とか事情を言えば順序を先にしてくれる等のご説明はあった。

 

月一くらいでライブ終了後のド深夜にセッションしてる。プロとコネを作りたい等、野心のある人は良い場所かもしれない。演奏とは別に、全国的に知られた店でちょっとプロ気分みたいなプレミアム感を感じないではない(弾いてないが)。ライブ終演後にその日のミュージシャンがそのまま残っていることもあるようだ。なので、各楽器がそろわず変則的になることは無さそう。聞いた感じでは、さすがの名の知れた店なので、熱心な人が集まるという印象。

 

ケニーズ@金山

 

プロ、音大生等、プロの卵が楽器を持ってフラリとくるような印象。近場に練習スタジオがあるとか、何か事情があるのかもしれないが不明。ボーカルセッションは、曲を知ってる、イントロエンディングを決められないと締まらないので、プロのピアノがホストで控えている。

余談めくが、イントロ、エンディングが決まらないアマのピアニストも、こんな曲もあるんだねぇとか、プロのテクに触れながら、おまかせして気楽に参加できる面も。知る限り、ボーカルセッションも、ボーカリストがパンパンに入ったボーカル「だけ」セッションではなく、ボーカルが一巡したら普通にインストのセッションになる。当地では少ない、お昼のセッションも開催している。あと、どうやら店内禁煙。これも珍しい方かも。

 

スィング@新栄

 

ライブの無い月曜日に開催。

良くも悪くも、管理の緩いリラックスした雰囲気を感じることが多い。シビアにやりこみたいという人は、さてどうだろう。他方で、一緒に楽しむ音楽仲間を見つけるのには良い場所かもしれない。

 

ザ ウィズ@栄

 

最近ピアノを入れ替えた。現況アマが気楽に出入りできる店では、おそらく一番状態の良いピアノが弾ける。

一般的なジャムセッションに加え、ボーカルセッション、ワークショップ等、いろいろバリエーションの(準)セッションを熱心に開催している。

ワークショップは曲を事前に指定して一般的なセッションより的を絞っている。ジャムセッション風に演奏しつつ、講師の指導が適宜入る、野放図ではなくてオーガナイズされた感じ。曲を指定したり、一部要予約ということもあり、ネットでの情報提供がマメ。

 

他にも各所あるのだが、今回はこれ位で。